インバスヘアトリートメントで、乾燥や広がりが気になる髪をケアしよう!

『お風呂を出た後のトリートメントはしっかりと使っているけど、お風呂の中で使うインバスヘアトリートメントは、あまりこだわって選んでいない…。どのような種類があるのかが知りたい』
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
シャンプー・コンディショナーのセットを使っている方だと、インバスヘアトリートメントは使っていない方も多いはず。
そこで本記事では、インバスヘアトリートメントの特徴や選び方、おすすめのインバスヘアトリートメント5選をご紹介します。
インバスヘアトリートメントを探している方は、ぜひご覧ください。
インバスヘアトリートメントの特徴

インバスヘアトリートメントとは髪内部に浸透させて髪を補修するアイテムのことです。
濡れている髪は、キューティクルが開いている状態なので、傷みやすくなります。アミノ酸などの成分を髪内部まで浸透させることで、髪が補修されます。
ちなみに、お風呂上がりに使うアウトバスヘアトリートメントは、ドライヤーの熱から髪を守るために、髪の外側をケアしてくれるものです。
用途が異なるので、インバスヘアトリートメントをしたからといって、アウトバスヘアトリートメントをしなくて良いというわけではありません。
なるべくどちらのトリートメントも使ってしっとりツヤ髪を目指しましょう。
コンディショナーとの違いは?

インバスケアの中には、トリートメントとコンディショナーがあります。
なんとなく似ているものですが、実は違いがあるので、下記でそれぞれのアイテムの特徴を挙げていきます。
トリートメント
トリートメントは、上記でも解説したように、髪内部のダメージを補修してくれるアイテムです。
トリートメントの方が、ダメージを受けた髪にはおすすめです。なぜかというと、髪が傷んでいる方は、トリートメントで髪内部のケアができていないと、いくら表面を保護したところでうるおったツヤ髪にはならないからです。
商品によってはヘアマスクと呼ばれているものもあります。
コンディショナー
コンディショナーは、髪の表面を保護してくれるアイテムです。
あまり髪のダメージが気にならない方は、コンディショナーがおすすめです。なぜかというと、しっとりしすぎるコンディショナーを使うと、ぺたんとしたボリュームのない髪になってしまうことがあるからです。
また、トリートメントは、コンディショナーと比べて価格が高い傾向なので、コンディショナーで十分な方は、無理にトリートメントを使う必要はありません。
商品によってはリンスと呼ばれているものもあります。
インバスヘアトリートメントを使うとどうなるの?

インバスヘアトリートメントを使うと、傷んだ髪がしっとりとうるおいます。
コンディショナーやアウトバスヘアトリートメントだけだと、肝心の髪内部への補修はできません。ヘアダメージが気になる方や乾燥による髪の広がりが気になる方は、ぜひインバスヘアトリートメントを使っていただきたいです。
インバスヘアトリートメントの選び方

ここでは、インバスヘアトリートメントの選び方を解説していきます。
容器の形状やテクスチャー、髪質など、選び方のポイントはたくさんあります。どのように選べば良いか分からない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
容器の形状でえらぶ
インバスヘアトリートメントの容器の形状は、ポンプタイプとチューブタイプ、ジャータイプの3つの種類があります。
使いやすいのはポンプタイプですが、大きいサイズ感なので、お風呂にアイテムをたくさん置けないのが弱点です。
その点、チューブタイプであれば、コンパクトなサイズ感なので、置き場所にも困りません。ただし、絞り出して使うので、最後まで使うのが難しいという点はあります。
ジャータイプは、蓋を開けて手を入れてトリートメントを取るので、自分の使いたい量が取りやすいのが特徴です。最後まで使い切りやすいのも嬉しいですね。ただし、直接手を入れるので、衛生面が心配です。一度使ったら早めに使い切りましょう。
髪質やお悩み別で選ぶ
髪が多くて硬い髪質の方や髪が少なくて柔らかい毛の方など、さまざまな髪質があります。さらに、髪の乾燥が気になる方やボリュームのなさが気になる方など、髪のお悩みもさまざまです。
- 髪が多い・硬い方:油分が多くてしっとりと仕上がるものがおすすめ
- 髪が少ない・柔らかい方:水分が多くてふんわりと仕上がるものがおすすめ
- 髪の乾燥が気になる方:ハイダメージな髪に集中補修ができるものがおすすめ
- 髪のボリュームのなさやうねりが気になる方:髪のエイジングケア*ができる成分が配合されているものがおすすめ
このように、髪質やお悩みに合ったものを選ぶことで、より効果的に使えますよ。
*年齢に応じたケアのこと
シリコンの有無で選ぶ
シリコンが入っていると髪に良くないと思われがちですが、実は、乾燥が気になる方や髪が太い方などには、シリコンが配合されているものの方がおすすめなんです。
シリコンが髪の表面をコーティングしてくれるので、しっとりとまとまってくれます。
一方で、特に乾燥などのお悩みがない方は、ノンシリコンのものを選ぶと良んでも良いでしょう。
そもそもトリートメントは頭皮には付けないものなので、もしシリコンが入っていたとしても、頭皮への影響はないので、安心してお使いください。
成分で選ぶ
天然由来の保湿成分である、アルガンオイルやハチミツなどの保湿成分が配合されているものがおすすめです。
また、補修成分では、加水分解ケラチンや加水分解コラーゲン、加水分解卵殻膜などが配合されているものだと、より髪の内側から補修ができます。
使用頻度で選ぶ
インバスヘアトリートメントは、毎日使えるデイリーケアのものと、週に1〜2回程使う集中ケアのものがあります。
毎日トリートメントをするのが面倒な方は、集中ケアのものを選び、髪が傷んでいるので毎日トリートメントをしたいという方は、デイリーケアのものを選ぶと良いでしょう。
香りで選ぶ
トリートメントの香りは、長い間持続するものが多いので、こだわりたいポイントの一つですよね。
爽やかなフルーティな香りやローズやジャスミンなどのフローラルの香り、保湿成分にも入っているハチミツなどが香る甘い香りなど、さまざまな香りがあります。
ぜひ、香りにもこだわってトリートメントを選んでいただきたいです。
インバスヘアトリートメントの正しい使い方

ここでは、インバスヘアトリートメントの正しい使い方を解説していきます。
シャンプー・トリートメント・コンディショナーの使い方や注意点を挙げていきます。意外と使う順番を間違っている方が多いので、ぜひご覧ください。
- シャンプーをゆすいで手やタオルで水気を拭き取る
- トリートメントを適量手に取り、毛先を中心になじませる
- 3〜5分ほど時間を置いてしっかりと洗い流す
- コンディショナーを適量手に取り、毛先を中心になじませる
- 髪になじんだらしっかりと洗い流す
このような手順で行います。まず、水気を拭き取ることが大切です。髪が濡れていると、トリートメントの成分が薄まってしまい、効果が半減してしまうので、必ず水気は拭き取りましょう。
また、トリートメントとコンディショナーのどちらも使う方に気をつけていただきたい点としては、使う順番を守ることです。
トリートメントは、髪内部の補修に優れていて、コンディショナーは髪表面のケアに優れています。先にトリートメントをして内側をケアしてから最後にコンディショナーで表面をコーティングするため、順番を守って使うことが大切なのです。
おすすめのインバスヘアトリートメント5選をご紹介!
ここからは、おすすめのインバスヘアトリートメント5選をご紹介していきます。
さまざまな髪質の方におすすめのアイテムを挙げていきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Re form トリートメントエッセンス

熱から守り、熱を味方にする新感覚の洗い流さないトリートメントエッセンスです。ダメージを受けたパサつきのある髪をケアします。
14種の豊富なアミノ酸・γ-ドコサラクトン・植物性大豆ステロール成分が配合されているので、髪にツヤ感を与えてくれます。
テクスチャーはジェルタイプで、フルーティな香りです。微細なゴールドパールが含まれているので、朝のスタイリングとしても使えます。
①ダイズステロール配合:皮膚柔軟剤、ヘア保湿などでよく使われているダイズステロール。髪を柔軟にして、水分結合能力を向上させて、うるおいを与えてくれます。
②γ-ドコサラクトン配合:髪のうねりや絡まり、ハリやコシの減少などの髪のさまざまな悩みをケアしてくれます。髪内部に浸透してアミノ酸と結合。ヘアアイロンやドライヤーの熱を加えることで形状が固定されます。
菜種から得られた植物由来成分なので安全性が高く、毎日継続して使いたいヘアケア成分です。傷んだ髪に植物性タンパク質や水分を与えて、健康な髪へと導いてくれます。
※小麦由来の成分が含まれております。
使い方は下記の通りです。
- 乾いた髪にも濡れた髪にも使えます。シャンプーの後、タオルドライしてからドライヤーの使用前に塗るのが特におすすめです。
- ドライヤーやヘアアイロン、コテなどの使用前or後に使用可能です。
ヘアアイロン・コテ・ドライヤーを使用する前に使えば、熱によるダメージも防げます。
リジュール ヘアパック
髪は、毎日のシャンプーやドライヤー、ヘアカラー、ブラッシング、紫外線、加齢などによってさまざまなダメージを受けています。
毛根で作られた毛髪(毛幹)は、死んで外部に押し出された細胞なので、一度受けたダメージが自ら回復することはありません。その為、ダメージを長く蓄積した毛先に近いほど、髪の痛みは目立つようになります。
リジュール ヘアパックは、長年の再生医療研究で取り組んだヒト臍帯間葉系幹細胞から応用した、独自の化粧品原料ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液を配合したヘアパックなので、ぜひハイダメージ毛の方に使っていただきたいアイテムです。
うるつや髪をしっかりコーティングする補修成分が髪内部まで浸透し、ダメージケアができます。
髪にうるおいを与えてくれる保湿成分は、下記の3つです。
- ステムセルポーション SCMs®︎-C
- GHリペアコンプレックス
- キューティクルディフェンスコンプレックス
これらの保湿成分が配合されているので、傷んだ髪もしっかり補修してくれます。
こちらは毎日使うのではなく、週2〜3回のスペシャルケアとして使うアイテムとなっています。コンディショナーも使う場合は、必ずヘアパックの後に使ってくださいね。
FUMIKODA 100%ナチュラル トリートメント

100%ナチュラル成分を使用した、環境や人にやさしいヘアトリートメントです。
天然界面活性剤「そほろはす」を始め、洗い流したすべての成分は自然に還ります。ケミカル成分や動物性由来原料も不使用のヴィーガン製品です。
無添加にこだわっているので、敏感肌の方や赤ちゃんにも使いやすいのが特徴です。「そほろはす」は、通常のシャンプーでは落としきれないバイオフィルム(細菌の集合体)を除去し、頭皮環境を整えます。
香りは、オレンジやレモン、ユーカリのスッキリと爽やかな香りです。少し時間が経つと、ゼラニウムやラベンダーの香りに変わるので、髪をケアしながらリラックスタイムが過ごせます。
肌ナチュール トリートメント

髪内部まで補修して、うるおいに満ちた美しい髪に仕上げるヘアトリートメントです。
シャンプー後の簡単ケアで、これ1本で髪内部も表面も補修してくれます。また、ヘアカラーの退色も防いでくれるのは嬉しいですね。
下記でツヤ美髪の秘密を4つご紹介します。
POINT1 ドライヤーの熱を味方に!
通常、髪はドライヤーの熱によってダメージを受けてしまいます。しかし、ヒートリペア*成分を2種類配合しているため、ドライヤーの熱が髪に密着し、しっとりとした美しい髪に仕上がります。
ヒートリペア*成分は下記の通りです。
- ヒートリペア*ラクトン
- ヒートリペア*シルク
*熱で補修すること
POINT2 髪内部に成分を直接補修
毛髪は約80%がタンパク質でできています。
しかし、乾燥や熱によるダメージによって、タンパク質が減少していき、ヘアダメージへと繋がります。
そこで、タンパク質の代表であるケラチン3種を髪内部に届けることで、ハリコシのある髪に仕上がります。
POINT3 健康的な髪の基盤を作る
髪のキューティクルや内部の細胞同士をくっつける接着剤のような役割を果たすCMC(細胞膜複合体)構成成分を3種配合しています。CMCが、髪の基盤を内側と外側から整えてくれます。
- ラメラステロール:毛髪を健やかに整える
- 18-MEA(ラノリン脂肪酸):キューティクルを覆って髪をなめらかにする
- 5種のセラミド(セラミドEOP・セラミドNG・セラミドNP・セラミドAG・セラミドAP):なめらかな毛髪へと導く
これらの成分が配合されています。
POINT4 豊富なボタニカルエキス・オイルを配合
洗い上がりのしっとり感やまとまり感を出すために、ボタニカルエキスとボタニカルオイルを配合しています。
髪を守る『さくら葉エキス』や髪を整える『モリンガエキス』、髪にうるおいを与える『シアバター』や『アルガンオイル』などが配合されています。
pluseau プリュスオー メロウリュクスマスク

サロン発想の髪内部と表面のW補修ができるヘアマスクです。
セラミドやケラチンなどの補修成分が配合されているので、髪にうるおいを与えながら、髪のダメージを補修します。
また、Wシルクとコラーゲンのおかげで、キューティクルを保護します。髪がなめらかな手触りになります。
週一回使用するだけで、まとまりのあるツヤ髪に仕上がります。パッケージは大容量のジャータイプとなっているので、たっぷり使えます。
まとめ

本記事では、インバスヘアトリートメントの特徴や選び方、おすすめのインバスヘアトリートメント5選をご紹介しました。
インバスヘアトリートメントは、髪質やお悩みに合ったアイテムが選べて、髪内部までしっかりと補修してくれるアイテムなことがわかりました。
ぜひ本記事を参考にして、ご自身の髪に合ったインバスヘアトリートメントを探してみてくださいね。
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片平 奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎資格・コスメライター®︎資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。