歯磨き粉にこだわって虫歯や歯周病を予防しよう!歯磨き粉の種類や選び方をご紹介!

『歯磨き粉は多くの種類があるので、どうやって選べば良いかわからない…。ホワイトニングや口臭予防などの効果がたくさん入っている歯磨き粉を選びたい』
このように感じている方も多いのではないでしょうか?
せっかく歯磨き粉を使うなら、なるべく多くの効果が入っているものを選びたいと思いますよね。
そこで本記事では、歯磨き粉の種類や選び方、おすすめの歯磨き粉5選をご紹介します。歯磨き粉にこだわりたい方は、ぜひご覧ください。
歯磨き粉の特徴

歯磨き粉は、歯磨きで口腔内を清潔に保つために使われています。
大きく分けて4つの役割があります。
- 歯ブラシと併用して歯垢の付着を防ぐ役割
- 口臭を予防する役割
- 歯の再石灰化を促進して、フッ素で虫歯を防ぐ役割
- ステイン除去成分が、着色汚れを取り除く
これらの役割があります。歯磨き粉で汚れを落とすだけでなく、口臭予防や虫歯を未然に防ぐ役割もあるのは嬉しいですね。
どのような歯磨き粉を購入するか迷っている方へ!

この後にも解説するのですが、歯磨き粉にはさまざまな種類があります。代表的なものでいうとペーストタイプのものが多く販売されています。迷ったらペーストタイプを購入してみるのがおすすめです。
また、たくさんの効果がある歯磨き粉の中から、どれを選べば良いか分からないということは、口腔内に大きなお悩みがない方なのかもしれません。
虫歯予防や知覚過敏、ホワイトニングなどの効果の種類もたくさんありますが、特にお悩みがない方であれば、一つの効果に特化したものではなく、あらゆる口腔内のお悩みに効果がある歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
歯のお悩みに合った歯磨き粉を使うとどうなるの?

さて次は、なぜ歯のお悩みに合った歯磨き粉を使うのがおすすめなのかを解説していきます。
上記では、特に口腔内のお悩みがない方は1本でトータル的にケアできる歯磨き粉を使うのをおすすめいたしましたが、お悩みがある方は、それぞれのお悩みに合った歯磨き粉を使うとより効果的です。
例えば、ホワイトニングに特化した歯磨き粉なら、ハイドロキシアパタイトやポリリン酸ナトリウムなどが配合されていることが多いので、ステイン汚れをしっかり落としてくれます。
まずは、どのようなお悩みがあるのかを見極めてから、お悩みに特化した歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
歯磨き粉の種類

ここでは、歯磨き粉の形状の種類を解説します。ペーストタイプとジェルタイプ、パウダータイプの3つの種類があります。それぞれの特徴を下記で見ていきましょう。
ペーストタイプ
ペーストタイプは、一番代表的な種類です。ドラックストアの市販のものやECショップで販売されているものの多くがこのペーストタイプです。
泡立ちが良く、磨いた後にさっぱりとした爽快感があるのが特徴です。研磨剤が入っているものも多いため、歯茎の炎症がある方は注意して選びましょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプは、やさしい磨き心地のものが多い傾向です。泡立ちがあまりない分、歯をしっかりと磨けているかが分かりやすいのが特徴。また、研磨剤は入っていません。
フッ素が配合されているものが多く、上記のペーストタイプに比べて細かい隙間にも入っていくので、フッ素が口腔内に保持しやすいのも特徴の一つです。
ただ、あまり種類は多くないので、お悩みに合った歯磨き粉を探すのは難しいかもしれません。どちらかというと、トータルケアができるもので探している方におすすめです。
お子様から大人まで使えるので、一緒に使っても良いかもしれませんね。
パウダータイプ
パウダータイプは容器に粉が入っていて、適量を歯ブラシに付けるものです。
粉で磨くので、発泡剤は入っていないものが多く、歯がしっかりと磨けているのが分かりやすいのが特徴です。特に歯の黄ばみが気になる方におすすめの成分が高濃度で配合されています。
また、コスパが高いのも魅力の一つ。一回につき少量しか使わないので、商品によっては、一つで3ヶ月程持つものもあります。より丁寧に歯磨きをしたい方はぜひ試してみてくださいね。
歯磨き粉の選び方

ここでは、歯磨き粉の選び方を解説していきます。
上記のような形状の種類で選ぶのも良いですし、お悩み別で選んだり研磨剤の有無で選んだりするのも大切です。どのような選び方をすれば良いかを、下記で見ていきましょう。
形状で選ぶ
上記でも解説しているように、ペーストタイプやジェルタイプ、パウダータイプなどの形状の種類があるので、お好みのものを選びましょう。特に種類が多くておすすめなのは、ペーストタイプです。
お悩み別で選ぶ
口腔内のお悩み別で選ぶのも大切です。下記で4つのお悩みを挙げていきますので、ご覧ください。
虫歯
虫歯予防をしたい方は、フッ素が1,000ppm以上配合されているものを選ぶと良いでしょう。また、ハイドロキシアパタイトで歯を滑らかにして歯垢が付きにくい歯にすることも大切です。
殺菌成分が配合されているものも、虫歯から守ってくれます。塩化セチルピリジニウムや塩化ベンザルコニウムなどが配合されているものを選びましょう。
歯周病
歯周病が気になる方は、殺菌効果が高い成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。例えば、イソプロピルメチルフェノールや塩化セチルピリジニウムなどがおすすめです。また、抗炎症成分のトラネキサム酸もおすすめ。歯茎の腫れを抑えてくれますよ。
知覚過敏
知覚過敏が気になる方は、痛みをやわらげる硝酸カリウムが配合されているものがおすすめです。また、研磨剤が入っていないものを選べば、刺激が起きにくいので良いですよ。
ホワイトニング
歯のホワイトニングをしたい方は、ハイドロキシアパタイトやポリリン酸ナトリウムが配合されているものを選ぶと良いでしょう。歯をコーティングすることで、黄ばみから守ってくれます。
研磨剤の有無で選ぶ
研磨剤が入っていると、歯や歯茎を傷つけてしまう場合があるので、なるべく入っていないものを選ぶのがおすすめです。
特に歯周病の方は、歯茎の間に隙間が空いていることがあるため、そこに研磨剤が入り込み、炎症が起きてしまうこともありますので気を付けましょう。
電動歯ブラシを使っている方も、研磨剤があると刺激が強すぎてしまうため、入っていないものを選ぶと安心です。
フレーバーで選ぶ
歯磨き粉には、さまざまなフレーバーがあります。
フルーティな味や爽やかなミント味などが多い傾向です。フレーバーが付いているのが苦手な方は無香料がおすすめです。
マイルドなものを選ぶ
スースーする歯磨き粉が苦手な方は、マイルドな使用感のものを選ぶのがおすすめです。フッ素500〜1000ppmくらいだと使いやすいですよ。
歯磨き粉の正しい使い方

ここでは、歯ブラシと歯磨き粉の正しい使い方を解説します。使い方だけでなく注意点も挙げていきますので、ぜひご覧ください。
- 食事の後すぐに歯磨きをしない(食事の後は口腔内が酸性になっている状態なので、すぐに歯磨きをすると歯の表面が傷ついてしまうため。)
- 歯ブラシの3分の1くらい歯磨き粉を付ける
- やさしく歯を一つ一つ磨く(ゴシゴシするのはNG)
- 発泡剤が入っているものは、泡で磨いた気にならないように注意!(細かい部分が磨けていないことがある。)
- うがいをしすぎないようにする(口腔内に必要なフッ素が流れてしまうため。)
このような手順と注意点があります。
やさしく磨くことや磨き残しがないようにすることなど、注意する点が多くあるので、参考にしてみてくださいね。
おすすめの歯磨き粉5選をご紹介!
ここからは、おすすめの歯磨き粉5選をご紹介します。
ペーストタイプやパウダータイプなどの人気の歯磨き粉を挙げていくので、ぜひチェックしてみてくださいね。
SUMIZUMI スミズミキラリ

歯科医と管理栄養士監修の「口臭×美白」を叶える真っ黒な歯磨き粉です。
2種類の炭(鎌倉珪竹炭粉末× ヤシ殻活性炭)と口腔内環境を整えるWの乳酸菌(KT-11 乳酸菌とラ・フローラ K1)を配合しているので、これ一本で口臭対策とホワイトニングが可能です。
また、厳選した11種類のケア成分も配合されているので、歯に輝きを与えます。
- ポリリン酸:
- ポリエチレングリコール
- コーラルアパタイト
- パパイン
- リンゴ酸
- 重曹
- キシリトール
- ナタマメ
- クマザサ
- チャ葉エキス
- ウーロン茶エキス
これらの成分が、歯の表面の汚れを落としたり、口腔ケアをサポートしたりしてくれます。
コンパクトサイズなので、持ち運びが便利なのも嬉しいですね。黒い歯磨きジェルで、白く輝く歯と爽やかな息を叶えます。
美歯口(ビハク)ホワイトはみがき

歯のホワイトニングをしたい方におすすめの歯磨き粉です。
歯の主成分である「ヒドロキシアパタイト」とほぼ同じ成分の「ホタテ貝殻由来ヒドロキシアパタイト」を配合しているので、黄ばみの原因のステイン汚れの付着を防ぎ、歯の白さを維持できます。
また、メタリン酸Naやポリリン酸Naなども配合されているので、洗浄成分が汚れを浮かせてクレンジング。歯の表面をコーティングする効果もあるため、新たなステインが付着しにくく、歯本来の美しさを保ちます。
厳選した精油を使用しています。香味として天然由来のハッカ油やスペアミント油を使用しているので、爽やかな使用感になります。香りは、エレガントミントの香りです。
効果は下記の7つあります。
- ムシ歯を防ぐ
- 歯を白くする
- 歯垢を除去する
- 口中を浄化する
- 口臭を防ぐ
- 歯のヤニを取る
- 歯石の沈着を防ぐ
※すべてブラッシング効果による
ブレスマイルクリア

虫歯予防や歯石予防、口臭予防、ホワイトニングなどのトータルケアができる歯磨き粉です。
ブレスマイルクリアには、下記の7種の有効成分が配合されています。
- 歯の着色汚れを除去:ポリエチレン、グリコール400など。タバコやワインなどのステインを除去する。
- 歯石の沈着・口臭予防:ゼオライト。唾液中のカルシウムを取り除いて歯石の沈着を防ぐ。ニオイも吸着して口臭も予防。
- 健康な歯を保つ:フッ素ナトリウム。再石灰化による虫歯の進行を予防する。
- 歯周炎・歯肉炎を予防:グリチルリチン酸ジカリウム。口腔内を整えることで、歯周炎や歯肉炎を予防する。
- 口臭を防止:塩化セチルピリジウム。殺菌作用によって口腔内を整えて口臭を予防する。歯肉炎や虫歯防止にも効果あり。
- 虫歯の発生・進行を予防:イソプロピルメチルフェノール。殺菌剤としても使われている有効成分。虫歯の発生・進行を予防し、さらに歯肉炎や口臭も予防する。
- 健やかな歯茎にする:酢酸DL-α-トコフェノール。血行促進効果で歯周病を予防する。
これらの7種の有効成分があります。また、有効成分以外にも、歯の白さをサポートする成分や口腔内にうるおいを与えてくれる成分なども配合されています。
香りは爽やかなミントフレーバーです。爽やかさとマイルドさが合わさって長時間口腔内がさっぱりします。
シローラ クレイホワイトニング

歯磨きを楽しめるようなデザインとフレーバーの歯磨き粉です。
希少価値の高い国産のカオリンクレイ(泥)をたっぷり配合して、クレイの力で歯の表面の汚れを吸着します。また、歯ブラシで磨くことによって透明感のある歯に導きます。
テクスチャーは、ペーストよりなめらかでジェルよりも使いやすい、クレイクリームタイプとなっています。今までにないような柔らかな磨き心地で使いやすいです。
また、研磨剤フリーなので、歯を傷つけにくいのも特徴の一つです。そのため、電動歯ブラシやインプラントの方でも使えます。
口腔内の健康にこだわった下記の6つのフリー処方です。
- 研磨剤
- フッ素
- パラベン
- 鉱物油
- シリコーン
- ラウリル硫酸Na
これらの成分が配合されていません。
フレーバーの種類は3つあります。
- ベリーミントの香り:香りを楽しみながら磨ける。気分転換したい時に
- レモンミントの香り:爽やかな香りでスッキリリフレッシュ。朝の歯磨きにおすすめ
- ジャスミンミントの香り:優雅な香りで安らげる。夜の歯磨きにおすすめ
アパライト ホワイトニングパウダー

珍しいパウダータイプの歯磨き粉です。粒子が細かいので、歯のすみずみにまで届きます。
歯に傷付けずに汚れを落としてくれる、卵殻アパタイト(清掃剤)を40%も配合しており、天然由来成分100%となってます。卵殻から生成した卵殻アパタイトは、歯や骨に近い成分なので、なじみが良いのも特徴の一つです。
さらに清掃成分として、ポリリン酸や重曹も配合されています。ポリリン酸は、ステインを落としやすくして、歯をコーティングする働きがあり、重曹は、歯の汚れとなっているタンパク質を分解して黄ばみを浮かせてくれる働きがあります。
香りは、ハッカ油のやさしく爽やかな香りでスッキリリフレッシュ。
効果は下記の7種類あります。
- 歯を白くする
- 歯のヤニを取る
- 歯垢を除去する
- 歯石の沈着を防ぐ
- 口中を浄化する
- 口臭を防ぐ
- ムシ歯を防ぐ
これらの効果があります。
使用方法は、適量を乾いた歯ブラシに取って、歯と歯ぐきをブラッシングしていきます。泡立たないので、しっかり磨けますよ。磨いた後は、口内をよくすすいでください。
まとめ

本記事では、歯磨き粉の種類や選び方、おすすめの歯磨き粉5選をご紹介しました。
歯磨き粉を選ぶ時は、形状の種類だけでなく、口腔内のお悩みに合った歯磨き粉を選ぶのが大切です。
ぜひ本記事を参考にして、ご自分に合った歯磨き粉を選んでくださいね。
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片平 奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎資格・コスメライター®︎資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。