固形石鹸が人気ってホント?固形石鹸の選び方や正しい洗顔方法を解説!

『最近固形石鹸が再ブームになっていると聞くけどホント?乾燥しにくい固形石鹸が知りたい…。』
このように思っている方も多いのではないでしょうか?確かに近年では、多くのブランドから固形石鹸が販売されています。物によっては、顔用だけでなく身体にも使えるものもあるようです。
そこで本記事では、固形石鹸の特徴や選び方、おすすめの固形石鹸をご紹介していきます。固形石鹸が気になっている方は、ぜひご覧ください。
固形石鹸の特徴

固形石鹸の泡はきめ細かいため、汚れが落ちやすいのが特徴です。泡立てネットを使って泡立てると、キメが細かい泡が作れます。
また、固形石鹸だとなかなかなくならないので、コスパが良いのも人気の理由です。
一見、チューブ型の洗顔料や泡洗顔の方が使いやすいと思われがちですが、一度固形石鹸を使うと戻れない方も多い傾向です。
一つ注意点として、固形石鹸は水に濡れたままの状態で放置すると溶けてしまったり雑菌が繁殖してしまったりすることがあるため、しっかりと水気を切って保管しましょう。
固形石鹸の種類

固形石鹸には大きく分けて3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
純石鹸
純石鹸とは、界面活性剤不使用で、98%が純粋な石鹸成分のみで作られた石鹸です。肌が敏感な方やお子さまは、純石鹸を選ぶと良いでしょう。
化粧石鹸
化粧石鹸とは、香りがついていたり、保湿成分が豊富に配合されていたりするなど、美容成分にこだわりたい方におすすめの石鹸です。
薬用石鹸
薬用石鹸とは、医薬部外品の石鹸です。ニキビケアや抗菌などの成分が配合されています。比較的洗浄力が強いものが多いのも特徴です。
固形石鹸の選び方

ここでは、固形石鹸の選び方を解説します。洗浄力の違いや保湿成分、泡立ちなど、さまざまな選び方があるので、見ていきましょう。
機械練り法か枠練り法で選ぶ
機械練り石鹸とは、原料の98%が石鹸素地でできている石鹸のことです。石鹸成分が多いため、洗浄力が強いのが特徴です。泡のキメが細かいのもこのタイプ。皮脂が気になる方におすすめです。
見分け方は、不透明で硬いのが特徴です。
機械練り石鹸とは、石鹸素地を60〜70%に抑えているので、保湿成分や香料を多く配合できる石鹸です。マイルドに洗えるので乾燥が気になる方や敏感肌の方におすすめです。
見分け方は、半透明で柔らかいのが特徴です。
成分で選ぶ
石鹸には、ヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分が多く配合されているものもあれば、さっぱりとした仕上がりになるものもあります。ご自身の肌タイプに合った成分のものを選びましょう。
泡立ちで選ぶ
固形石鹸は、泡立てネットを使うとモコモコの泡ができますが、商品によって泡立ち方が異なります。
キメが細かい泡が好みなのか、泡が大きくて柔らかい方が好みなのかによって選ぶと良いでしょう。
香りで選ぶ
シャワーで洗い流した後も、香りが続く石鹸もあるため、好みの香りの石鹸を選びましょう。香りが付いているのに抵抗がある方は、無香料のものを選ぶと良いですよ。
おすすめの固形石鹸をご紹介!
ここからは、おすすめの固形石鹸をご紹介していきます。泡立ちや香りなどの種類が豊富なので、ぜひご覧ください。
morera さらはだPure soap

植物性オイルと水耕栽培による桑の『サラ桑根』から抽出したエキスが配合されている“無添加せっけん”です。
全4種類のバリエーションがあるので、下記でそれぞれ見ていきましょう。
沙羅肌石鹸
この中で一番肌にやさしいシリーズです。敏感肌の方や乾燥肌、お子さまの肌にもおすすめです。あえて香料は使用せず、オイルそのままの香りがします。
フラワーピンク
毛穴の汚れが気になる方におすすめのシリーズ。
肌を保湿しながら古い角質や毛穴の汚れをさっぱり落とせます。ピンク色は天然の赤土である『カオリン』の色。香りはゼラニウムのフローラルな香りです。
デオブラウン
ニオイが気になる方には消臭力のある桑茶葉とミントの香りでブロックするデオブラウンがおすすめ。
茶色は茶葉に含まれる『タンニン』の色で、肌の引き締め効果や消臭力も強く、キメ細かい肌に整える働きもあります。
フィールグリーン
汗のニオイや体臭が気になる方におすすめのデオドラント石鹸。
グリーンの色は水耕栽培の『サラ桑葉』の色です。皮脂を洗浄してミントの香りで清涼感のある肌に仕上げます。
エナジーシャボン

肌になじみやすいと言われている、『シルクセリシン』を美容成分として配合している固形石鹸です。
『シルクセリシン』とヒトの天然保湿因子(NMF)のアミノ酸組成と似ているため、なじみが良いのです。
また、特殊技術により1秒間に1兆回という微弱振動を有する周波数『テラヘルツ波』を加工しています。微弱振動によって、美容成分をより肌になじませることができるのです。
天然美容成分としてホホバ種子油やローヤルゼリーなどの約18種類の美容成分を配合している「枠練り製法」という手法でできています。
そのため、美容成分を高配合でき、肌に負担をかけない洗顔が可能なのも特徴です。まるで美容液のようなうるおいのある肌へと仕上げます。
HARUGARI ラクトバチルスSP SOAP

天然由来成分100%にこだわって、独自技術によって開発された美容成分『ラクトバチルスSP発酵液B2〔整肌保湿成分〕』*を配合した固形石鹸です。
クリーミーなキメ細かい泡が肌を包み込み、汗や皮脂などの汚れを落として、みずみずしい肌に洗いあげます。しっかりと洗浄しながら保湿も両立できます。
*(乳酸桿菌/サッカロミセス/ピチアアノマラ)/(チャ葉エキス/ハチミツ)発酵エキス液
citrea フェイスソープ

洗顔後の肌をしっとりとした感触にして、『天然レモンマートル精油』の爽やかな香りで、上質なリフレッシュタイムを過ごしながら洗顔できる固形石鹸です。
保湿・美容成分を高配合するために、手間のかかる枠練り製法を採用しています。美容成分が豊富に配合されていることで、吸いつくような肌に仕上がります。
レモンマートルの他にも、セラミドを含むユズ果実エキスやスクラワン、ヒアルロン酸などの保湿・バリア成分も配合されています。
また、下記の成分は配合していません。
- パラベン
- 合成保存料
- 防腐剤
- 石油系界面活性剤
- 鉱物油
- シリコーン
- 紫外線吸収剤
- 合成香料
- タール系着色料
これらを一切使用していないため、肌が敏感な方でも使いやすい使用感となっています。
deep2031 ピュアソープ

海の恵みと発酵の知恵で洗い上げる天然美容成分配合の固形ソープです。
泡立てるとクリームのようなキメ細かい弾力泡が、毛穴の汚れや古い角質を吸着します。肌に大切なうるおいを残しつつ、ハリのあるクリアな肌へと洗い上げます。
泡を顔全体に乗せて数分置くことで、泡パックとしても使えるのも嬉しいポイント。
うるおい成分として、コラーゲン発酵液エキス*1 やブドウ*2、ハチミツ*3 、ホホバ種子油*4 などの成分を豊富に配合しています。
強い洗浄成分や添加物も不使用なので、乾燥が気になる方や敏感肌の方でも使いやすいのも特徴の一つです。
*1 整肌成分:乳酸桿菌/加水分解コラーゲン発酵液エキス
*2 整肌成分:乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液
*3 整肌成分:グルコノバクター/ハチミツ発酵液
*4 整肌成分
LUCANA 無添加石鹸

無添加石鹸なので、赤ちゃんのバスタイムにも使える釜だき石鹸です。
肌のうるおいをしっかり守って洗い上げてくれるので、しっとりやわらか肌に仕上がります。
Baby Soap(赤ちゃん石けん)は、無香料なので、敏感肌の方や香りが苦手な方にもおすすめです。お子様には、ベビーソープをお試しいただくことをおすすめします。
上記の石鹸をベースにして、上質なエッセンシャルオイルを配合し、24種類の香りのバリエーションができました。
ハッカの香りやオレンジ、ゼラニウム、バニラなどのさまざまな香りが展開されているので、お好みの香りが選べますよ。
ROKAI 薬用ハーバルソープ

泡立ちが良いので、デリケートな肌もやさしく洗える薬用の固形石鹸です。
手のひらで転がすだけで簡単に泡立つので、忙しい朝や疲れている夜にも簡単に使えるのが嬉しいですね。
成分は、有機アロエベラをはじめとした5つの和漢植物を配合しています。
- 有機アロエベラ(うるおい成分)
- 甘草根(有効成分)
- ユズセラミド(肌すこやか成分)
- ヨクイニンエキス(うるおい成分)
- ハマメリスエキス(うるおい成分)
これらの成分が配合されています。
医薬部外品有効成分の甘草エキスが肌荒れやニキビを防いで健やかな肌へと整えます。また、植物由来のセラミドが肌にうるおいの膜を作って、バリア機能をサポートします。
MOISTRI 美容石鹸

シルクの保湿成分『セリシン』を配合しているので、肌をしっとりもっちりしてくれる固形石鹸です。
化学成分を使用しないで、水だけで抽出したセリシン溶液は常温でゲルに変化します。肌に膜を張って乾燥や紫外線から肌を守ってくれるのです。
高分子量の『セリシン』が肌を覆うので、まるで絹織物のような質感と光沢のある肌へと仕上がります。
また、『セリシン』には角質層の水分を増加させて、蒸散を防ぐという機能があるため、 うるおいのある肌を維持してくれます。
木箱風のパッケージになっているので、ご自身用だけではなく、贈答用としても人気が高いアイテムです。
gibier soap イランイランの香り

ヒトの皮脂に一番近いオーガニックなイノシシ脂が配合されている固形石鹸です。
イノシシ脂はヒトの皮脂に一番近いので、保湿力が非常に高く、肌へのなじみも良いのが特徴です。
また、シンプルケアにもこだわっています。「gibier soap」1つでクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、美容クリーム、ボディソープ、髭剃り用クリームとして使えます。
スキンケアの工程が面倒な方やメンズの方にもおすすめです。その他にも「gibier soap」には、これらのメリットがあります。
- 肌のことを考えて作られた無添加処方
- 簡単なベースメイクなら石鹸でオフできる
- 保湿しながらスキンケア代を抑えられる
- 必要な分だけ泡立てて使えるから長持ちする
これらのメリットがあります。香りは、心地よく癒されるイランイランの香りです。
淡路島 塩石けん・ホエイ石けん

塩石けんとホエイ石けんの2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、ご自身の肌にはどちらの石けんが合っているかを見ていきましょう。
塩石けん
オリーブオイルなどをベースにした原材料に、淡路島産の素材を配合したスキンケア石けんです。
火を使わず化学反応熱でじっくり仕上げる、二酸化炭素を排出しない環境にやさしいコールドプロセス製法で作られています。そのため、素材の持つ美容成分やミネラルなどを多く含む石けんです。
塩に含まれるミネラル成分は、肌のざらつきや毛穴の汚れをケアする効果があると言われています。洗い上がりはさっぱりとした仕上がりに。
香りは、天然の精油をブレンドした爽やかな柑橘系の香りです。
ホエイ石けん
美容成分が豊富なホエイ石けんのクリーミーな泡立ちと精油がやさしく香る、無添加石けんです。
オリーブオイルなどをベースにした原材料に、チーズの副産物であるホエイと天然成分を配合したスキンケア石けん。
栄養がたっぷり入ったホエイを使うことで、使い心地はさっぱりしているのに、しっとりとした洗い上がりになります。
精油をブレンドした、ほんのりやさしいフローラルウッドの香りです。
まとめ

本記事では、固形石鹸の特徴や選び方、おすすめの固形石鹸をご紹介しました。
近年人気の固形石鹸は、どのようなものなのかが理解できたのではないでしょうか?商品によって、泡立ちや洗浄力が異なるので、肌に合った固形石鹸を選んでみてくださいね。
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片平 奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎資格・コスメライター®︎資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。